旅と語学が大好き、マルチリンガールのZICCO(@ziccommune)です。
英語・韓国語・中国語・スペイン語を習得するべく奮闘中!
私は2018年8月から期間限定で「#旅と語学のサロン」を運営しているのですが、
ここでは旅と語学に関する有益な情報交換が日夜行われています。うほうほ。
ある日、アプリでの学習が物足りなくなって、サロンメンバーに相談をしました。
と、メンバーのスペイン語Youtuberノブくん(@spanish_nobu )が教えてくれました。
同じくメンバーのイケメン5各国語マルチリンガルともし氏(@Poly_Somme)も「すごくいいサイトだよね」と同意。
守銭奴の私、目の色が変わった瞬間でした。
そして「東京外国語大学言語モジュール」について調べ、実際に使ってみたら、かなり良い教材だったので紹介しますね。
皆さんが外国語を問題集や参考書で勉強でしていると、こんな悩みが出てきませんか?
- 「会話」「発音」などが学びにくい…
- 文法の説明がわかりにくい…
- 例文が実践的じゃない…
- 問題集や参考書が高くてお金がかかる…
- そもそも勉強したい言語の教材が見つからない…
でも東京外国語大学モジュールは、
- 「会話」「発音」も学べる
- 言語教育最高機関が文法の説明をしてくれてる
- 例文をできるだけ実践的なものにしている
- 全て無料で利用できる
- マイナー言語にも対応している
はい!お悩み解決ゾ○リ!
というわけで、
東京外国語大学言語モジュールを紹介していきます!
▼目次
無料の東京外国語大学言語モジュールって?
東京外国語大学とは
外国語を学んでいる皆さんにとって、周知の大学だとは思いますが…一応説明しておきますね。
東京外国語大学は、東京都府中市朝日町3-11-1に本部を置く日本の国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は外語大や外大、東京外大、東外大などで、英語ではTUFSと呼ばれる。
(中略)
世界中の言語が研究・教育されており、多くの語学専門家が所属している国内では唯一の国立外国語大学である。
はい、つまり。
言語における超一流のプロフェッショナルたちが集う教育機関です。
モジュールとは
モジュールって何?という方のために、サクッとわかりやすく説明します。
元々【モジュール】とは「単位」や「部品」を意味する英単語。
そして、【モジュール学習】という学習法があります。
これは”1回15分程の学習を繰り返し、基礎学力を鍛えていく”というもの。
数時間かけて1日で100単語を暗記するよりも、毎日15分くらいを繰り返して覚えるほうが記憶に残りませんか?
これは脳科学の理論でも、記憶の定着に良いと言われているそうです。
いわゆるテスト前の一夜漬けが良い例で、、、あれって本当に全然記憶に残らないですよね。笑
この東京外国語大学モジュールも、1つの1つのレッスン項目が短く区切られてるので、15分程度で終わります。
東京外国語大学のモジュールで全27言語が学べる
なんと学べる言語は、27言語!
英語、中国語などメジャーな言語からビルマ語、ウルドゥー語、ラオス語まで多岐に渡ります。
国内最大最高の言語教育・研究機関が作っている学習モジュールなので、信頼性・完成度も大変高いです。
ちなみに日本語も含まれてます。
私は日本語教師の資格・経験もあるのですが、日本語教育の教材としても使える!と思いました。
学べる27言語リスト
- 英語
- ドイツ語
- ポーランド語
- チェコ語
- フランス語
- イタリア語
- スペイン語
- ポルトガル語
- ロシア語
- モンゴル語
- 中国語
- 朝鮮語
- インドネシア語
- マレーシア語
- フィリピノ語
- タイ語
- ラオス語
- ベトナム語
- カンボジア語
- ビルマ語
- ウルドゥー語
- ヒンディー語
- ベンガル語
- アラビア語
- ペルシア語
- トルコ語
- 日本語
4つのモジュール:発音・会話・文法・語彙
東京外国語大学モジュールは発音・会話・文法・語彙の4つに分かれています。
言語によって会話モジュールだけだったり、発音モジュールがなかったりなど、充実度に偏りがあります。
無料教材なので、その辺の事情は理解しましょう。。。
発音モジュール
【実践編(入門)】と【理論編(ステップアップ)】に分かれています。
2018年10月現在、ほとんどの言語は【実践編】のみです。
基礎が学べるのが【実践編】とされているので、あまり問題ないでしょう。
※1部の言語では何故か【理論編】しかないものも。
【実践編】
【実践編】は3段階のステップに分かれています。
- サバイバルのためにこれだけは
- 円滑なコミュニケーションのために
- ○○語らしさを身につける
例文で日常的な語彙や表現を用い、実用的なコミュニケーションに役立つようになっている。
発音練習コーナーも多く、問題を解きながら発音が身につくようになっている。
会話モジュール
「挨拶をする」や「感謝する」といった具体的な場面(テーマ)別で学びます。
場面(テーマ)は40種類で、すべての言語に共通しています。
【教室用】【学習者用】に分かれています。
【教室用】
まずは40種類ある場面(テーマ)を選びます。
【教室用】は授業で使われることを想定されており、色々な機能が1つの画面にコンパクトにまとまっています。
画面の説明をすると…
【黒】会話の動画
【緑】場面(テーマ)を選ぶ
【黄】表示する言語・セリフを選ぶ
【青】画面構成を選ぶ
という感じです。
使用用途に合わせて画面や表示をかなり細かく設定できるのがすごい!
ちなみに画面構成は4パターンから選べます。
パターン1: それぞれの台詞を聞いて覚えるのに便利。
パターン2: 台詞を見ながら聞いて書きとるのに便利。
パターン3: 会話全体を聞いて覚えるのに便利。
パターン4: 役割練習などを行うのに便利。
【学習者用】
【学習者用】は全部で4つの学習モデルが用意されています。
目的に応じて、学習モデルを選びましょう。
-
ロールプレイ(役割練習)
”聞く・話す”の練習に◎ -
音読
”読む・話す”の練習に◎ -
ディクテーション
”聞く・書く”の練習に◎ -
コピーイング
”読む・書く”の練習に◎
文法モジュール
初めてその言語の文法を学ぶ人のために開発されているので、
入門・初級文法を学習するために最適の教材。
言語によって「実力養成コース」、「標準コース」、「~語に触れる」などコースの名称が異なりますが、レベル感は上記で書いたように初級や基礎が学べるようになってます。
語彙モジュール
初級の学習者に必要とされる700語から900語ほどの基本的な語彙が収録されています。
(語彙の選抜基準は日本語能力試験4級の基礎語彙をもとに、各言語の特徴的な語彙を加えているそうです)
語彙の例文が他のモジュール(発音・会話・文法)とリンクされている
という部分が良いです。
他のモジュールと併せて相互的に学習できます。
語彙は「場面(シーン)別」と「意味分類別」でそれぞれ学べます。
また、単語検索の機能もあって便利です。
【まとめ】東京外国語大学言語モジュールを使って無料で勉強しよう!
東京外国語大学言語モジュールについてまとめると…
- 「会話」「発音」も学べる
- 言語教育最高機関が文法の説明をしてくれてる
- 例文をできるだけ実践的なものにしている
- 全て無料で利用できる
- マイナー言語にも対応している
こんなに良質な教材が無料だなんて、使わない手はないですよね。
私のように多言語を勉強したい人間にとっては、無料ってだけでも有り難くて頭が下がります。
有料の参考書を大量に買う前に、まずはこういったサイトを最大限活用してみてはいかがでしょうか?
今回の記事が、皆さんの言語学習の役に立つことを祈っています!