2019年5月よりデンマークワーホリ中のZICCO(@ziccommune)です。
皆さんのデンマークのイメージって、どんなものがありますか?
幸福度ランキング上位常連国?
デンマーク家具?
アンデルセン?
可愛い街並み?
...
私は第一に思っていたのが
物価が高い
そう、物価が高いんです
どれくらい高いかというと、大体のものが日本の1.5~2倍です。
例えば、コンビニで500mlの水を買うと250円くらい。
日本では700円くらいのビッグマックのセットが1200円くらいです。たっけぇ~!
節約旅人の味方、ドミトリーホテルですら最安値で3000〜4000円。
ちなみに日本は東京でも2000円以下で泊まれます。
日本より安いのはスーパーで買うお酒くらいですかね…(それはそれで嬉しい←)
そんなわけで!
この記事では物価が高いデンマークで、ワーホリ生活費を抑える方法をお伝えします。
しかも今回ご紹介するのは、単に節約したり生活費を抑えるだけではありません。
日本では得られない経験価値、多くの学びと共に過ごせる方法です。
▼目次
1.フォルケホイスコーレ(学校)に通う
フォルケホイスコーレとは?
フォルケホイスコーレとは、全寮制の成人教育機関です。
高校とも大学とも、専門学校とも違います。
入学試験や成績評価はなく、17歳半以上であれば何歳でも誰でも通うことができます。
(ただし試験や成績もないので、学位などはもらえないです)
おすすめの理由は”学費+生活費の安さ”
このフォルケホイスコーレの何が良いかというと、
学費、寮費、食費がすべて含まれて1カ月10~15万程度という非常に安価な費用で通えること!
【首都のコペンハーゲンで家を借りて住むと?】
ルームシェアでも家賃+光熱費で7万程度は必要です。
加えて自炊中心の食費が1万円程度とすると、
最低限の生活費で8万くらいでしょうか。
月10万程度の学校なら、実質学費は月2万程度ということに。
日本の専門学校の学費は大体どんな分野でも1年で100万前後はかかります。
超雑に計算すると月8万はかかりますね。
もちろん学位や資格が取得できるという点で大きくことなりますが、逆に学位はいらないけど、新しいことを学びたい!という方にはおすすめです。
フォルケホイスコーレはデンマーク国内にたくさんあり、アート、健康、政治、スポーツ、教育、福祉などなど学べる教科やコースも様々です。
授業はデンマーク語のみの学校もあれば、英語で行う学校もあります。
▼実際に私が通っているフォルケホイスコーレの写真
アートコースと健康コースがあります
▼フォルケホイスコーレについて詳しく書いた記事はこちら
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【デンマーク留学・ワーホリ】フォルケホイスコーレに通うべき3つの理由!
2019年5月よりデンマークワーホリ中のZICCO(@ziccommune)です。 私がワーキングホリデー先として北欧(デンマークやノルウェー)を検討し始めた時に、フォルケホイスコーレという全寮制の成 ...
▼実際に私が通っているフォルケホイスコーレの写真
学校の目の前が海で、天気が良い日は庭でご飯を食べます
2.エコヴィレッジにボランティア滞在する
エコヴィレッジとは?
エコヴィレッジとは、エコロジーな生活を大切にし、自給自足で生活する村です。
デンマーク国内にはたくさんのエコヴィレッジがあります。
(もちろん世界中、そして日本にもあります)
デンマーク国内で歴史が長いエコヴィレッジ「Svanholm」
私が滞在したのは「Svanholm」という、1978年から約40年ほど続く歴史の長いエコヴィレッジです。
Svanholmの村は430ヘクタールほどで、かなり広大。
敷地内には農場、牛舎などの酪農施設、事務局、カフェ、食堂、保育園、アパートや一軒家などの住宅、森、池などがあり、大人と子供があわせて約120人ほどが共同生活を送っています。
【Svanholmの4つの共通理念】
①Common ideals concerning ecology
自給自足・エコロジーに対する共通理念を持っています
②Income sharing
住民は収入の80%を村に収め、共有しています
③Communal living
共同食堂、車のシェアリングなどがあり、
自宅は個々ありますが共同生活を大切にしています
④Self-government
毎週住民が集まって会議をし、自治行政を行っています
ゲストワーカー(ボランティア)制度
さて、このエコヴィレッジ「Svanholm」ではゲストワーカーといって一定期間ボランティア滞在することが可能なんです。
週に30時間働くことで食事と住む場所が提供されるので、私がボランティア滞在中にかかった費用はほぼゼロでした。(週末に少しお酒を買って飲んだり、近隣の街・スーパーで特別な買い物したくらい)
ゲストワーカー(ボランティア)滞在について、ざくっとまとめておきますね。
①週30時間働いて、食事と部屋(個室)が提供される
②仕事は農業グループ、建築グループ、キッチングループがある
農業グループ...収穫や畑の整備
建築グループ…あらゆる修繕作業(ペンキ塗りや古くなった物、壊れたものを直したり)
キッチングループ...毎日の食事の準備
③村の住人や色んな国からのゲストワーカーたちと交流できる
④村の中は基本的に自由に散策可能、自給自足の暮らしや自治行政について学べる
ボランティア滞在の詳細はこちらに書いてあります(英語のみ)。
3.Workawayを使う
Workaway(ワーカウェイ)とは?
Workaway(ワーカウェイ)は、世界中のボランティア滞在先を探せるプラットフォームです。
仕事(ボランティア)の対価として、住居や食事を提供してもらいます。この記事で書いたエコヴィレッジ滞在とちょっと似てますね。
仕事(ボランティア)の内容や提供されるものは、ホスト(宿主)やオーナーさんによって変わります。
【仕事(ボランティア)の例】
・お家の手伝い(ホームヘルパー)
・ファーム(農場や牧場)
・アニマルケア
・語学教師
・チャイルド/ベビーシッター
・ホテルやゲストハウスのスタッフ
・ガーデニング
・建築系
今日から初めてWorkawayを使った滞在
メルボルンから電車と車で2時間の場所にあるファームへ移動中
そこで1週間過ごす
お仕事をボランティアでするかわりに、食住を提供してもらうのがWorkaway
どんな場所かな
オーナーとうまくコミュニケーションとれるかな始まりはいつも緊張でいっぱいだよ… pic.twitter.com/D9o9AB94QU
— ZICCOワーホリ (@ziccommune) April 16, 2019
オーストラリアで #Workaway したメルボルンの牧場、最高だったなぁ
馬セラピーやってる牧場で…馬がたくさんいて…犬もいて…牛もいて…
乗馬もさせてもらえたし…オーナーもいい人だったし…
個室もらえて…ボランティア時間以外は自分の仕事もしっかりできたし...3か月くらいまた行きたいな
— ZICCOワーホリ (@ziccommune) August 17, 2019
デンマークでも渡航してすぐにオーフスのホステルでWorkawayをしました!
(元々Workawayに掲載はされてるのに、私の検索条件が合わず表示されなかったホステル。奇跡的にTwitter経由で直接紹介してもらい、働けることに♪)
5月のデンマーク渡航を直前にひかえ、
滞在先が決まらないと騒いでおりましたが\遂に決まりました…!/
5/8-5/15はデンマーク第二の都市AarhusのホステルでWorkawayすることになりました✨
今回Workawayのサイト経由ではなく、Kohei @maruchan_wtさんのご紹介で決まったので感謝が尽きません…— ZICCOワーホリ (@ziccommune) May 6, 2019
Workawayはこんな人におすすめ
Workawayは登録費が29USD/年間でかかります。
なので年間で使う頻度が高い場合におすすめです!
あと、数週間~1ヶ月以上の中長期滞在が基本です。
Workaway(ワーカウェイ)の公式はこちら
4.カウチサーフィンを使う
カウチサーフィンとは?
カウチサーフィンとは、世界中で宿泊先を探している旅人と、家に無料で泊めてあげてもいいよーと思っているホスト(宿主)を繋ぐプラットフォームです。世界各国に合計500万人以上のユーザーがいます。
カウチ(couch)は英語でソファーのこと。
つまり、「うちのソファーで良ければ寝てもいいよー。」みたいなニュアンス。
もちろん、本当にソファーで寝ることもあれば、余ってる個室やベッドなどをちゃんと使わせてくれるなど提供される内容は様々です。(笑)
宿泊費は原則無料ですが、人によっては簡単な仕事を頼んだり、ご飯を奢ってということもあるそうな。
結局86番バスではハノイ駅で降りて、そこからGrabのバイクタクシーに乗り5分少々。
カウチサーフィン先にやっと到着!お昼ご飯を用意してくれてた
大学生の女の子で、感じも良くて優しい!でっかい5kgの猫の名前はbéoたん。"太い"という意味だそーで…おデブと呼んでるということか笑 pic.twitter.com/SzPjc8wYf5
— ZICCOワーホリ (@ziccommune) August 14, 2018
オーストラリアでもカウチサーフィンを利用しましたが、たまたまホストがデンマーク人でした!お家もホストも親切でよかったです(^^)
列車は途中で止まるし
アナウンス(車掌さんの)聞き取れなくて焦るし
バスの種類は多すぎるし料金システム難しいし
Google Mapがなかったらどこで降りるかもわからないし慣れない土地での移動は不安しかないな…
なんとかカウチ先に無事に着いたよ〜
可愛い部屋と気さくな住人の皆さんで一安心 pic.twitter.com/aiPC3NGUXZ— ZICCOワーホリ (@ziccommune) April 8, 2019
カウチサーフィンはこんな人におすすめ
カウチサーフィンはWorkawayと違って年会費などはなく無料で利用できます。
基本的には一般家庭の空いてる部屋やスペースを一時的に使ってもいいよ、旅人にちょっと遊びに来てほしい、といった場合が多いので、短期滞在向けです。
注意としてはホスト(宿主)も無料でサービス利用できるため、変な人がたまにいることですね。
ホスト選びはかなり慎重にやりましょう。
カウチサーフィンの公式はこちら
5.Airbnbなどの民泊を使う
民泊とは、住宅の全部又は一部を旅行者へ有料で提供する宿泊サービスのことです。
民泊も日本でもかなり普及してきたので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
エアビ―と通称されるAirbnbなどの民泊を利用することで、宿泊費を抑えることも可能です。
【デンマークでAirbnbなどの民泊を使う利点】
①個室~一軒家まるまる借りるなど、使える家の設備や広さが多様。一軒や丸々借りて数人でワリカンなどすると、かなり安くなったりします!
②通常のホテルと違って、ホスト(家主)と交流できることもあります!(まったく交流なしのパターンもあります)
③一般家庭を貸し出す場合が多いので、デンマークのおしゃれな家具やインテリアに囲まれて、ヒュッゲなひと時を味わうことができます♪
▼こちらは丸々一軒家、最大6名で泊まれて、サービス料含めても1人1泊4,000円くらい!
(写真元:Airbnb Dorthertheさんの物件)
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物価が高いデンマークでワーホリの生活費を抑える5つの方法、いかがでしたか?
- フォルケホイスコーレ(学校)に通う
- エコヴィレッジでボランティア滞在
- Workaway(ワーカウェイ)やカウチサーフィンを使う
- Airbnb(民泊)に泊まる
これらの方法はただ節約するだけではなく、
かけがえのない時間を過ごせる経験価値としてもかなりおすすめです。
2019年5月から1年ほどデンマーク滞在しておりますので、現地からさらに情報お伝えしていきます。
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ご質問やご相談にもできるだけお答えします。